「ビールの多様性と豊かさをもう一度取り戻す」
たくのむ開発責任者に聞く、オンライン飲み会サービス”たくのむ”とは? -実体験から着想を得た、たくのむ誕生の軌跡
離れた場所からでもお家の中で飲み会を開くことができると、最近ニュースなどでも話題になっているオンライン飲み会。事実、BNSHAKU編集部メンバーのもとにも毎日のようにオンライン飲み会のお誘いが来ており、話題通りの状況であることを実感します。一方で気になるのがどのようにしてオンライン飲み会を開催するのか。数あるサービスの中、使い勝手が悪いサービスはユーザー間でも敬遠される傾向があるようです。本日はオンライン飲み会に特化したサービス”たくのむ”について、開発責任者の清瀬さんにお話を伺ってきました。
オンライン飲み会サービス『たくのむ』とは。
−まずはたくのむサービスの概要を教えてください。
清瀬さん
たくのむは誰でも簡単にオンライン飲み会を始められるサービスです。サービスを利用するのにログインやダウンロードが必要なく、お金もかからない、手軽にURLの共有だけで利用できるオンライン飲み会に特化したサービスとなります。普段ITに慣れていない方でも始められますので、そこが特徴では無いかと思っています。
−確かに、ダウンロードの手間があると、少し使いにくいことがありますよね。
清瀬さん
一般的にオンライン飲み会で使われているサービスはもともとビジネスで使われるようなサービスだったり、海外のサービスが多いかと思います。サービスを利用するまでにクリックする回数が多かったり、IDの交換が必要なため、飲み会に使うには最適ではないと感じていました。
新しくリリースされたWEBサービスは、まずITに慣れている方が使い始めることが多いですが、たくのむの場合、普段ほとんどITに馴染みがないような、ご年配の方でもご利用されています。
たくのむの開発構想を得た清瀬さんの実体験。
−誰でも手軽にオンライン飲み会を始められるのがたくのむの特徴ということでしたが、たくのむサービスを開発した経緯を教えてください。
清瀬さん
今回、新型コロナウイルスが流行しているタイミングでのサービスリリースとなりましたが、サービスの構想自体は以前からありました。どのような背景があったかというと、二つの実体験があったのです。
それは一つが家族との距離感を感じていたこと、もう一つが同級生との飲み会で感じたことでした。まず一つ目からお話しすると、私の実家は地方の田舎の方にありまして、私は18歳の頃から両親と離れて東京で生活をしていました。当時、両親は飲食店を経営していて、60歳前後の年齢にも関わらず体を壊しながら働いていたのです。
両親のためにもお店を手伝った方が良かったのですが、私には東京で起業をしたいという夢がございましたので、自分で好きなように働いており、たびたび両親に対して罪悪感を感じることがありました。可能な限り、長期連休の時などは実家に帰っていたのですが、年間でも3、4回しか会えない。両親との距離をどうにかして埋められないかなと考えていました。
二つ目の実体験は、毎年年末に同級生と集まって同窓会をしていたのですが、昨年末は同窓会が開催されませんでした。昨年も同窓会をやる計画まではしていたのですが、参加するメンバーの中で、家庭を持つようになったり、転勤などで県外にいる人も増えて、欠席者の方が多くなってしまったのです。年月が経つとみんな様々な理由で会うことが難しくなるんだなと感じました。
同窓会の欠席者が多くなったときに、私から「それならオンライン飲み会であれば同窓会ができるのではないか」と提案をしたものの、当時のオンライン飲み会ができるサービスはログインが必要など制約があって、スムーズにいかなかったのです。そのときに気軽にオンライン飲み会を開けるサービスがあればいいな。自分だけではなく世の中の人からも需要があるのではないかと感じました。
この二つの実体験からサービス構想を得たものの、弊社では他の事業も行っているため、いつから着手するかはフワッとしていました。その後今回の新型コロナウイルスが流行してきて、みんな外出自粛をしている中、たくのむサービスをリリースすることによって喜ぶ方が多くいるのではないかと思い、急ピッチでサービス開発を進めました。
サービス利用者は3週間で80万人。
−困っている方のためにこのタイミングでリリースされたのですね。今現在たくのむではキャンペーン中だと伺いました。どのようなキャンペーンなのでしょうか。
清瀬さん
現在たくのむではオンライン飲み会に参加できる人数の上限が増えています。サービスをリリースした当初は4人までの参加だったのですが、現在、12人まで無料で参加できるようになっています。
−基本的には無料のサービスなのですね。有料になるとどのようなことができるのでしょうか。
清瀬さん
基本的にはサービス利用者が無料で利用できるようにしているのですが、例えば、大人数の宴会のように利用者が多い場合は有料となるようにしていく予定です。他には固定でオンライン飲み会のURLをもてるよう、サービス開発を進めているのですが、その場合も有料となります。一般的な利用シーンでは無料で、さらにサービスを利用したい方が有料になるようなイメージですね。今後は、企業とのタイアップや出前機能の実装も計画しています。
−現在サービスをリリースしてから3週間ほどですが、どのくらいサービスを利用している方がいらっしゃるんですか。(取材当日がサービスリリースから3週間後でした)
清瀬さん
3週間で約80万人のユーザーさんに使っていただくことができました。飲み会の開催件数は約27万件です。1件の飲み会あたり、大体3〜4人で開催されることが多いようです。
たくのむ開発者清瀬さんオススメの晩酌とは。
−3週間で80万人とは驚きました!お酒好きにはたまらないサービスなのですね。清瀬さんもお酒好きと聞いたのですが、清瀬さんはご自宅でどのような晩酌をされていますか。
清瀬さん
最近、サントリーから発売されている発泡酒の金麦の良さに気づきました。金麦は値段が手頃で美味しいし、ビールのような味わいも感じられて好んで飲んでいます。
また、ハイボールを家でつくるのも好きです。缶で売られているハイボールではなく、ウイスキーをボトルで買ってきて自分でつくっています。炭酸を入れるタイミングやグラスの温度、かき混ぜ方などこだわりを持ってアレンジすることができますし、家で自分でつくると格段においしく感じますね。
お酒のおつまみも自分で作ることが多いのですが、豚ロースをブロックで買って、タッパーの中にお酒、醤油、ネギなどと合わせて漬け込んで、弱火で煮込んだものを台所でつまむのがクセになっています。仕込み料理は大変だと思われる方が多いのですが意外と漬け込むだけなど、作業自体は簡単なので手軽に作れてオススメですよ。
他にオススメのおつまみはちりめんじゃことミョウガのごま油和えです。ミョウガをザクザクと切って、ちりめんじゃことごま油で和えるだけで美味しいです。
たくのむの使い方を動画で紹介!
−ありがとうございました。それではこのまま動画にてサービスの利用方法を教えてください。
Director’s Voice
今回はたくのむの開発責任者 清瀬さんにたくのむサービス誕生の裏側をお伺いしました。編集部多田は普段からオンライン打ち合わせサービスを利用することが多いのですが、今回のたくのむはユーザー視点で手軽さがを追求していて大変使いやすかったです。また、顔や背景を変えることができる機能実装もあり、飲み会のネタとして盛り上がることが想像できました。お家でのオンライン飲み会が広まる今、たくのむを使ってみるのはいかがでしょうか。
Junki Tada
インタビューにご協力いただいた会社の情報はこちら
会社名 | 1010株式会社 |
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サービス名 | たくのむ |
公式サイト | https://tacnom.com |
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