「大手ではできないようなチャレンジングな味のクラフトビールを作りたい」
山椒!みかん!生姜!備長炭!?のクラフトビール?
クラフトビールの中にはフルーツを使ったビールがある。フルーツの皮、果汁、果肉などどの部位を使うかにより出来ばえは変わるが、フルーツを使うことで飲みやすいビールになるのが特徴的だ。
今回は和歌山県産の原料にこだわりをもち、フルーツビールも多く造られている、”ブルーウッドブリュワリー”児島さんにお話を聞いていく。
BANSHAKU編集部戸川(以下、BANSHAKU戸川)
編集部随一の音楽通。趣味は音楽とお酒、AirPodsとは親友であり渋谷のタワレコに頻繁に出没する。
ブルーウッドブリュワリー 児島さん
和歌山生まれ和歌山育ち、酒屋を営みながらビールも造る、休肝日は風邪をひいたときだけ、毎日飲んでいます。最近二日酔いがつらい40歳。
ブルーウッドブリュワリー誕生の背景
まずはクラフトビール事業を起こされたきっかけを教えてください。
私はビールを醸造する前から曽祖母の代から始めた酒屋をやっております。酒屋のときは他社さんのお酒を販売していたのですが、次第に自社商品を販売したいなという想いを持つようになり、また、自身がビール好きだったのと勉強をするにつれ誰もが飲むビールの深さを知り、クラフトビール事業を始めました。
レシピ開発や醸造は全て私がやっています。現在は10種類ほどのビールを造っていて、(造ったビールは20種類以上)当店で飲めるのはもちろん、地元和歌山県の近所の飲食店さんを中心に卸しておりますね。
ロゴが気になったのですが何かをモチーフにされているのですか。
さかのぼると酒屋の前は雑貨を売る商店を営んでいたのですが、当時からアオキヤ商店という名前でした。アオキの木をお店の隣に植えてあり、それをモチーフにしてロゴにも使用しております。
ブルーウッドブリュワリーのビールとは
ビール造りのコンセプトはありますか。
和歌山の原料を使ったビール造りをコンセプトにしております。他県ではなく、和歌山県産にこだわって造っていますね。また、地元の仲間達に協力してもらって新しいビールを造ることが多いです。直接作られている農家さんとお会いしてお話できたほうが農家さんの想いがわかるので、できるだけ直接買付けに行くようにしています。
児島さんおすすめのビールを教えていただけますか。
まずは”有田山椒エール”になります。和歌山の山椒は有名で生産量は全国で1位なのです。そのため安定してビール造りができています。飲みやすい仕上がりで山椒もしっかり感じますね。すっきりとした味わいになっているので料理ともとても相性がいいですね。
また、”有田みかんエール”もおすすめですね。甘味があるフルーツエールになりまして、みかんの味をわかりやすく出すためにたくさんの量の果汁を入れています。みかんの仕入れはみかん農家をされている友達に加工品用のみかんを分けてもらっています。
おすすめのフードペアリング
料理にも相性がいいとお聞きしましたが、特に相性がいいフードペアリングはございますか。
有田山椒エールに関しては”うなぎ料理”が合いますね。有田みかんエールに関しては”ナッツ”などが合うんじゃないかなと思っています。今回紹介した2つのビールはオンラインショップでの販売もしていますので、ぜひお試しいただきたいですね。
最後にメッセージをお願いします。
近々、生姜のビール造りも始めようと思っていまして、限定で造るビールは季節がかわるたびラインナップも変わるので楽しみにして欲しいです。みなさんにはお気軽にブルーウッドブリュワリーのビールを楽しんで欲しいと思います。
Director’s Voice
公式サイトを覗いてみると、商品ラインナップには他のブルワリーでは見かけたことがないような原料を使ったビールがあり驚かされた。スーパーやコンビニに並んでいるビールでは物足りない方には、ぜひ1度手に取ってみることをおすすめしたい。
Junki Tada
ブルーウッドブリュワリーについて
住所 | 〒643-0032 和歌山県有田郡有田川町天満67 |
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TEL | 0737ー52ー3310 |
公式サイト | https://www.bluewood.beer/ |
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