造るビールはワールドクラス!コンテスト多数入賞のブルワリーとは?
「軽井沢へ行くと美味しいビールが飲める!」
国内有数の避暑地である軽井沢。清らかな水、澄んだ空気など自然豊かなこの地でクラフトビール造りをされているのが”軽井沢ブルワリー”さんです。
2013年に誕生した軽井沢ブルワリーのクラフトビールはお近くの量販店さんで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。本日は軽井沢ブルワリー 高橋さんにクラフトビール事業が生まれたきっかけやおすすめのビールなどお話を聞いていきます。
今回の登場人物
BANSHAKU編集部戸川(以下、BANSHAKU戸川)
編集部随一の音楽通。趣味は音楽とお酒、AirPodsとは親友であり渋谷のタワレコに頻繁に出没する。
軽井沢ブルワリー 品質保証部 課長 高橋さん
東京理科大学卒業。東京理科大学・大学院理工学研究科応用生物学専攻を修了。ドーバー酒造株式会社に入社後、軽井沢ブルワリーに転籍。ドイツのブレジウスガルテンブルワリーでドイツビールの醸造実習を学び、現職に至る。
軽井沢ブルワリー誕生のきっかけ
今日はよろしくお願いします。まずはクラフトビール事業が始まった流れを教えてください。
弊社の創業は2013年になります。オーナーの和田は創業まで、関連会社である”ドーバー洋酒貿易”という会社で企業様向けにお菓子やリキュール、洋酒などの製造をおこなっておりました。「一般のお客様向けにも商品を提供したい」という想いでクラフトビール事業に参入しています。
軽井沢を選んだのは国内で有名な地名であり、美味しい水や空気があるので美味しいクラフトビールができるからです。
高橋さんはいつごろから軽井沢ブルワリーさんに所属されていらっしゃるのですか。
私は立ち上げ当時から弊社で働いています。現在は品質保証部の課長を任されております。仕込みや発酵作業もおこないながら、品質保証の仕事もしております。
入社当初はドーバー洋酒貿易にて製菓用の洋酒を造っていましたが、クラフトビール事業立ち上げの際に担当に抜擢されました。もともと日本酒や焼酎よりもビールやウイスキーなど洋酒が好きだったので大変嬉しかったことを覚えております。ただ、ビールを造ることになると思って入社していなかったので、様々な種類のビールを飲んだりドイツでのビール研修にいきました。
ドイツでは様々なビールに出会うことができました。お昼からビールを飲みサッカーを観戦している文化がありまして、日本と違いクラフトビール文化が根付いているなと感じましたね。また、都市ごとに醸造所があり小さな醸造所でも衛生管理が行き届いているところが多かったのでビール造りの伝統も違うと感じました。
高橋さんおすすめの商品とは?
続いて、どのようなビールを造っていらっしゃいますか。
”ビール”と言われるのが(酒税法上)9種類で、”発泡酒”と言われるのが1種類になります。また、春夏秋冬で限定ラベルのビールも発売しています。
おすすめを教えてください。
1つ目におすすめしたい商品は”香りのクラフト柚子”という商品になります。こちらは弊社で造っているビールの中で唯一の”発泡酒”になります。麦芽使用量が少ないわけではなく、柚子の果汁を多く入れているため発泡酒の扱いとなります。
この商品は「クラフトビールっぽい、香りの強いビールを造ってみたい」という想いで造られた経緯があります。天然国産の原料で柚子の果汁と果皮を惜しみなく使っているのですが、柚子の香りがしっかりしていておすすめです。味わいはクリアであり、軽い飲み口でスッと飲めて旨味もしっかりして飲み飽きない、いいとこ取りのビールになっています。
2つ目のおすすめは”クリア”という商品になります。弊社で1番最初に造った”ピルスナー”というスタイルのビールです。「飲み飽きないビールとはなんだろう」と考え、何度も飲みたくなるクラフトビールを造りたい想いでこのビールが誕生しました。
ピルスナーは繊細なビールなので、香りや味わいなどよくないときは明確に浮き彫りになります。「ピルスナーを美味しく造ることができれば、他のビールも飲み飽きないビールを造ることができる」と私たちは思っています。「美味しさをとことん追求し、技術を高めていきたい」と思えるようになったビールですね。
ビールと食事を合わせるには?
これらの商品に食事に合わせるとしたとき何がいいですか。
香りのクラフト柚子に関しましては、柚子が特徴的なビールになっていますので今時期はお鍋や和食、お蕎麦に合わせていただいてもいいと思います。夏場であれば、屋外で喉を潤すためのビールとしてもいいです。冬、夏どちらのタイミングでもお楽しみいただけます。
クリアに関しましては、お魚料理のムニエルやお刺身にも合います。味わいが繊細な料理、食材とともに飲んでもらいたいなと思いますね。
最後に読者にメッセージをお願いします。
現状はコロナ禍で外のビアバーで飲むことがなかなかできなくて寂しいと思います。そのような状況でも楽しめるように我々はバラエティーセットという、文字通り様々なビールの組み合わせをオンラインショップで販売しています。また、ふるさと納税もやっていますのでお家から外出しにくいご時世ではありますが、クラフトビールの飲み比べをしてくれたら嬉しいですね。
Director’s Voice
軽井沢ブルワリーさんでは今年からSNSの更新を始めたそうです。また、クラフトビールを醸造している工場の見学もできるようにされていますのでこちらも要チェックです。
Junki Tada
軽井沢ブルワリーについて
会社名 | 軽井沢ブルワリー株式会社 |
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住所 | 〒389-0102 長野県軽井沢町軽井沢 1062-9 |
TEL | 0120-919-144 |
公式サイト | https://brewery.co.jp/ |
工場見学 | ・HPから要予約 ・1日5回開催(9:15/10:30/12:30/14:00/15:30) ・年中無休(臨時休館有り) ・大人500円/人で生ビール1杯とお土産1本付き(未成年無料) |
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