【K&K缶つま】-缶詰のイメージを酒の肴に。
【バー・ツールナランハ】-「ご自宅でのカクテル作りは少ない投資で始めることができます」
最近、世界を混乱に招いているコロナウイルス。私たち一般家庭へも影響が大きく、外食の機会が減ってしまったり、晩酌自体もお家で済ませる方も多いのではないでしょうか。特に「カクテルが好きなのになかなかバーに行くことができない。」そんな方には、ぜひ本記事をご覧いただきたいです。
本日はご自宅でも使えるバーツールを取り揃える『バー・ツール ナランハ』部長 渡邊さんにカクテルの混ぜ方からおすすめの商品などを聞いてきました。
バー・ツールナランハはプロのバーテンダーだけではなく一般の方も商品を選ぶことができる
−まずはナランハさんがどのような事業を行っているか教えてください。
株式会社ナランハは1998年に創業しまして、現在3つの事業がありまして、「ジャグリングショップナランハ」、「ナランハバルーンカンパニー」、「バー・ツールナランハ」にわかれております。
この店舗は3つの事業の中でも「バー・ツールナランハ」は主にバーツール・バーグッズと呼ばれるようなバーで使われる道具をメインに販売しています。バーで働かれるプロのバーテンダーさんだけではなく、趣味でカクテル作りを楽しまれている一般のお客様も使える道具を取り揃えています。商品点数としては2,000アイテム、グラスだけでも750アイテムを扱うお店です。
東京の板橋にある店舗だけではなく、WEBサイトからも購入することが可能でして、WEBサイトにはカクテルの作り方などを学ぶことができるコンテンツも用意しています。
−ありがとうございます。続いて、渡邉さんがナランハのバーツールに関わるようになったのはどのような経緯があったのでしょうか。
先ほど3つの事業があるとお伝えしましたが、私自身はもともとジャグリングの業界におりました。そのため2012年に入社した時は「ジャグリングショップナランハ」に在籍していたのですが人事異動があり、現在の「バー・ツールナランハ」の事業に異動したというような経緯です。
最初は商品を見ても使い方がわからなかったのですが商品のことを知れば知るほど、新しい発見や知識を得ることができてやりがいを感じています。もともとは全くお酒と関わりがないような生活を送っていたのですが、「バー・ツールナランハ」に関わってからは毎日晩酌をするくらいお酒にハマっているような状況になります。
お酒自体は様々な種類を試して知識を深めていきました。最初は甘いカクテル、それからウイスキーや芋焼酎など好みや趣向はどんどんと広がりました。私個人、自宅でお酒を楽しむのが趣味なのですが、お酒を注ぐグラスによって楽しみ方が変わるのが良いなと思っています。
お店で扱うオススメの商品
−バーツール・バーグッズとなるとまだ身近に持っていない方もいらっしゃるのではないかと思いますが、具体的にどのようなアイテムを扱っていらっしゃるのでしょうか。
一般の方やカクテル初心者向けに、カクテル入門キットという商品があります。カクテルはそれぞれのカクテルにより作り方が変わるので必要になる道具が変わります。カクテルを作るのにメジャーな手法が3つあるのでご紹介いたします。
一つ目は『シェーク』と呼ばれるお酒とお酒を冷やした状態で混ぜ合わせる手法で金属製のカップ(シェイカー)を使います。映画やドラマなどでもよくバーテンダーがお酒を混ぜているシーンがあると思いますが、そのときにお酒を混ぜるために使われているものです。シェイカーはまろやかな味わいに仕上げたいカクテルに使います。シェークすることでカクテルにきめ細かな泡が立ちアルコールの「ツーン」とする感じが無くなりまろやかな味わいに仕上げられます。
二つ目は『ステア』です。バースプーンという長いスプーンを使ってミキシンググラスというグラスの中でお酒を混ぜて別の飲むグラスに注ぎます。代表的なカクテルだとマティーニが有名です。ステアはお酒とお酒など混ざりやすいものかつ炭酸がないものを混ぜるときに使われます。
三つ目は『ビルド』という飲むグラスに直接材料を入れて混ぜて提供するものです。ビルドをする有名なカクテルはジントニックです。炭酸が入っているものを混ぜるときによく使うのですが、かき混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうのでバースプーンでひと混ぜするくらいのイメージで混ぜます。
それぞれのカクテルごとに混ぜ方が変わるので、料理で例えるならば『煮る・焼く・あげる』のようなものが『シェーク・ステア・ビルド』だと思っていただければと思います。
前述の初心者入門キットが全て網羅され、カクテルのレシピが載っている『カクテル手帳』もセットになった『コンプリート』という初心者入門キットの販売も行っています。コンプリートは7,000円くらいで購入することができるので、少ない投資でカクテル作りを楽しんでいただけると思います。
自分で作るカクテルの美味しさ成長させて行くことは、一般の方がカクテル作りを趣味にされる面白い要素の一つだと思います。
カクテルは一見簡単そうに見えるのですが、実は一般の方とプロのバーテンダーとで同じ分量の材料でカクテルを作っても出来上がりの質が大きく変わります。
一般の方でもカクテルを作れるようになると、バーテンダーの技術力の高さを感じることができ、バーに行ってお酒をオーダーするときにもお酒の材料費だけじゃなく、お酒を作る手間暇や経験で美味しいカクテルが出来ていることに価値を感じることができると思います。
−他におすすめの商品はありますか。
グラスも販売しております。初心者向けのグラスで人気があるのは、「カクテルグラス」や「ショートカクテルグラス」と呼ばれる逆三角形で脚が細いグラスですね。グラスによって安いものだと500円、高いものでは5,000円以上するものもあります。
また、ロックグラスも人気です。ウイスキーに氷を入れるときに使われるようなイメージのグラスです。
あとはタンブラーです。ハイボールやジントニックを飲むときに使われるイメージのグラスです。
この3つのグラスが人気です。
購入される方は年代が幅広くて、20代の方から高齢の方までご来店されます。バーに行ってみて、カクテルを飲んでハマった方がデビューするなど、きっかけも様々です。
最近だと男性がカクテルを好んでお店で頼まれる傾向もあると思います。カクテルの種類が多様化しているので、甘いものだけではなく辛口のものなど、楽しまれていらっしゃいますよ。
渡邊さんが好きな晩酌とは
−インタビューの冒頭で、渡邊さんは毎日晩酌をされるとお聞きしましたがおすすめの晩酌はございますか。
前提としてカクテルに合わせて食事を選ぶのが大事だと思っています。その中でもスモーキーなものや、甘苦いものが好きです。具体的にはウイスキーとナッツ類を合わせるのが、どちらのおいしさも引き出すことができておすすめですね。
Director’s Voice
渡邊さんは他にもバーツールやカクテルのことを教えていただき、実は5月13日がカクテルの日世界的に決まっているということを知ることができました。バーやカクテルに関するイベントは敷居が高くて玄人向気のものと思われる方もいるかも知れませんが、一般の方でも気軽に楽しめるイベントとなっているようです。女性の方でもバーツールは男性へのギフトとして購入されることもあるとのこと、この機会にご自宅でバーを開かれるのはいかがでしょうか。
Junki Tada
バー・ツールナランハについて
店舗名 | バー・ツールナランハ |
---|---|
住所 | 〒173-0004 東京都板橋区板橋 1-53-10-1E |
TEL | 03-3962-2528 |
営業時間 | 10:00〜18:00(土・祝休 日曜は営業) |
公式サイト | http://www.naranja.co.jp/bar |
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